こんにちは!
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 天王寺オフィス スタッフの竹平です。
精神疾患の当事者でもあるピアスタッフとして、
私はこのオフィスに勤務しています。
これを読まれている皆様は、今どのような気持ちでしょうか?
就職したいけど、働けるか不安……。
体調がまだまだ安定しなくて……。
そんな風に、先への不安を抱えていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
実際に私も、この事業所で働きはじめる前に
仕事のない時期がありました。
前職で体調を崩して退職し、
調子が整うまでに少し時間がかかったのですが、
本当にまた働けるのか不安で
毎日気がふさがっていたのを思い出します。
当時あんなに不安だったのが不思議なくらい、今は働けています。
あくまで個人の体感ですが、当時抱えていた不安の8割以上は
的中しなかったとすら思っています。
人間は不安をもとに未来のことを予測している
この不安、という感情について
少し掘り下げてみましょう。
皆様、不安は悪いことばかりだと
思っていないでしょうか?
たとえば、出かける前の準備。
「カギをかけ忘れたらどうしよう」
「携帯電話は持ったけど、ほかに忘れ物はないかな?」
そんな風に不安に思った後で、
多くの方は実際に確認行動に出ると思います。
未来に起こる悪い事を予測できるのは、
沸き起こる不安感情のおかげでもある。
そう考えると、不安を感じやすい方は
「先の見通しを立て対策がとれる」気質の持ち主だと、
よい方に捉える事もできると思います。
極度の不安を和らげるには
悪い側面ばかりでないとはいえ、
不安になりすぎるのはよくありません。
自分が不安に陥りやすい自覚があるなら、
やわらげる手段は複数持っておくといいでしょう。
私が個人的におすすめしたいのは、
身体の動作で工夫して不安を和らげる手法です。
心と体は連動しているので、
身体がリラックスすれば心の不安や緊張も和らぎます。
たとえば、普段から行っている日常的な動作を
あえてゆっくり時間をかけて行い、スローダウンする。
あるいは、ストレッチを行って体の緊張を解くのも効果的です。
悩むぐらいなら行動した方が、自分がすべき事は明確になる
それでも先の予定への不安が消えないという方。
予定が決まっているなら一度、
予定通りに行動してみてはいかがでしょう。
何事も、行動してみれば
「思ったほど悪い事にはならなかった」
という場合が多々あります。
たとえば、電車を使ってはじめての場所へ行く場合。
駅の場所は、改札口はと、
覚える事はいっぱいあるかもしれません。
ですが、多少降りる出口を間違えても、
地図を見て何とかできる事もあるでしょう。
そして、万が一不安が的中して降りる出口を間違い、
遅刻をしてしまったとしても。
約束があったなら反省をする必要はありますが、
悪い事ばかりではありません。
「自分は地図を読むのが苦手だから、
次から早めに駅に着こう」
「乗換アプリで情報を見て、
降り口を間違えにくいように工夫しよう」
こんな風に対策が打てた時点で、
自分のすべきことは以前よりも明確になります。
漠然とした不安に悩むよりも、失敗した後の方が
何に気を付ければいいか自己理解が進み、
楽になる事だってあるのです。
いかがでしょう。
不安に対する見方、少しは変わりましたか?
「物事に不安を感じやすい」性格も、
悪い事ばかりではありません。
うまく自分の特性を乗りこなして、
仕事やプライベートに活かせるといいですね。
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就労移行支援事業部 天王寺オフィスでは、
週に一度、問題解決に取り組むという訓練を行っています。
毎回解決すべき問題をみんなで話し合い、
時間をかけて取り組み、振り返りをする。
テーマはその都度異なりますが、
訓練回数を重ねるごとに対処力が身につくのを感じて頂けると思います。
見学や体験には無料でお越しいただけますので、
支援や訓練の内容にご興味を持っていただけましたら
ぜひお気軽にお問い合わせください!
スタッフ一同、お待ちしております!
お問い合わせ先
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部
TEL:06-6634-2528
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