こんにちは!
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 天王寺オフィス スタッフの竹平です。
私は自身も精神疾患の当事者であるピアスタッフとして、
この事業所に勤務していて、
ありがたいことに
紆余曲折ありながらも二年間働き続けられています。
今でこそ皆様の前で元気に働いていますが、
過去仕事の無かった時期には「本当にまた働けるかな……」と
不安になったこともありました。
今でもまったく症状がないわけではないのですが、
職場にご理解をいただきながら通院と服薬を続けて働いています。
これを読んでいる方の中には、
「ちゃんと働けるのかな……」と不安をお抱えの方もいるかもしれません。
私が今回お伝えしたいのは、
まずは焦らず、はたらく準備を整えましょう、という事です。
症状や特性は一人ひとり違うので無責任に
「大丈夫ですよ!」とは言えないのですが、
まずは健康を整え、自分のできる現実的な道のりを一歩ずつ歩んでいけば、
働く準備は整ってくると思います。
健康管理はピラミッドの基礎の部分
次の図をご覧ください。
これは職業準備性ピラミッドと呼ばれるもので、
健康管理や生活習慣の大事さを説明する際に
よく用いられる図です。
ピラミッドは土台の部分が小さいと、
不安定になってしまいます。
パソコンスキルなどの技能、
あるいは特定分野への専門知識を持っていても、
それを発揮する自分の土台が整っていないと
十分に安定して発揮できないのです。
働くにあたって、健康管理は一番基礎となる部分です。
100%健康である必要はないのですが、
朝起きて同じ時間に出社し、働きすぎる事なく帰宅する。
こうした自己管理はあらゆる職種で必要になってきます。
まずは自分の傾向を知る
まず欠かせないのが、自分の傾向を知ることです。
皆様はどんな事にストレスを覚え、
体調を崩しやすいでしょうか?
早めに対策を打つためにも、自分を知ることは欠かせません。
たとえば日記や健康管理のアプリ、毎日の様子がわかるものなど、
体調を崩したら「なにがきっかけだったか」を
振り返ってみるとよいかもしれません。
私の場合、気付いたきっかけは
学生時代の成績通知表でした。
出席率のグラフが載っているのですが、
よく見ると冬の時期と梅雨時に
グラフがかくんと下がっていました。
毎年データに同じ傾向が表れていたので原因を探ってみると、
「日照時間が不足すると体調を崩しやすい」
という季節性の不調がありそうだ、とわかってきました。
自分の不調に対策を打つ
傾向がわかれば、対策の打ちようも見えてくるでしょう。
休みなく働いてしまうなら、
仕事を家に持ち帰らない習慣を付けたり
過度に忙しい時は適度に断る練習をしてみる。
コミュニケーションが苦手な場合も、
人と一切話さない……ではなく、
どんな場面でのやりとりが苦手かをはっきりさせ、
練習を積んだり負担にならない
コミュニケーションのとり方を考える、などです。
私の場合、冬場や日照不足の時期が問題だとわかったので、
食事管理と起床時の工夫で乗り切る事にしました。
毎朝決まった時間にパネル式の照明で強い光を浴び、
生活リズムが崩れないようにする。
食事についても、たんぱく質やビタミンが不足しないよう
野菜ジュースとチーズをお昼に食べる。
こうした工夫を続けているおかげで、苦手なはずの冬場でも
毎日休まず働く事ができています。
もちろん、似たような症状をお持ちの方でも
原因は一人ひとり違います。
私の方法を真似したからといって、
即体調がよくなるとは限りません。
大事なのは自分で試し、
結果どうだったかを振り返ること。
成果が伴わなければ、
他の方法を試せばいいんです。
自分に合った対策が見つかれば、
働くにあたっての困難も緩和され、
力を発揮できるようになるかもしれません。
働く上でのお悩みが解消されたら、
どんな仕事をしたいですか?
ぜひ、株式会社ジーエル 就労移行支援事業部の支援員にお聞かせください。
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就労移行支援事業部では、
利用者の皆様にセルフケアチェックシートという体調管理のシートを
毎日記入して頂いています。
調子がよくなったのはなぜ? 不調の原因は思い当たる?
スタッフとやりとりしながら二人三脚で、
ご自身にあった健康管理の手法を見つけやすくしています。
見学や体験には無料でお越しいただけますので、
支援の内容や利用者の方の様子にご興味を持っていただけましたら
ぜひお気軽にお問い合わせください!
スタッフ一同、お待ちしております!
お問い合わせ先
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部
TEL:06-6634-2528
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