こんにちは!
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 広島オフィス スタッフの近藤です。
先日、自己理解についてブログを書かせていただきました。
今日はその先の配慮依頼について触れてみたいと思います。
企業に合理的配慮をお願いする場合は
障害者雇用促進法によって
「合理的配慮」=障害のある人とない人の機会や待遇を平等に確保し、支障となっている事情を改善、調整するための措置、
というものが、企業に義務づけられました。
その合理的配慮を受けるために必要なものが、配慮依頼です。
企業に合理的配慮をお願いする場合は、
まず、本人が自分の配慮に関するニーズを伝えて、申し出ることが必要です。
そこでは、自分の強みや職業上の課題、そのための工夫などを整理して、企業へ説明することも求められています。
配慮依頼の、ポイントは3つ。
- 「自分にできること」
- 「対処の工夫の仕方」
- 「会社に配慮を依頼したいこと」
発達障害の特性の一つとして、仕事を行う上で困る部分や、配慮が必要な点が見えにくい場面があるとよく言われます。
外から見ているだけでは、わからないということです。
同じ診断名でも「何ができて、何が課題なのか、どのような配慮が必要なのか」は一人ひとり違いますよね。
「自分で言ってくれなきゃわからないよ!」
私は昔、歯医者さんに行くと、
何も説明しなくても、どこが痛くてどこが悪いのか、歯医者さんなら見ただけでわかってくれると思っていました。
でもそんなことはなくて、歯医者さんからは「どこが痛いのか、自分で言ってくれなきゃわからないよ!」と怒られました。
子どもながらに「わからないんだ!」とビックリしたことを覚えています。
また、社会人1年目に、入社して数カ月で膝を痛めて、休職したことがあります。
復職後、私は治りきらない膝で一生懸命仕事に行ったものの、できることが少なくて困りました。
この時も先輩から「何ならできるのか、自分から言ってもらわないと仕事を任せられないよ」と注意を受けました。
何が言いたいかと言うと、
「伝えないとわかってもらえない」ということです。
伝えないとわかってもらえない
外から見てもわからない困りごとがある場合は、
自分から「何ができて」「どこまでなら工夫で何とかなって」「どこからは配慮が必要か」ということを、
きちんと伝えないとわかってもらえません。
就職活動において、そして就職して長く働くためには、
自分から伝えてわかってもらう努力が必要となります。
広島オフィスでは、皆さんお一人おひとりの「できること」「できないこと」、
そこに対する工夫、企業に配慮をお願いする時の伝え方などを、訓練で取り扱っています。
どんなことをしているのかな?と興味を持っていただけた場合は
お気軽にお問合せください♪
広島オフィスのスタッフ一同、いつでもお待ちしています。
お問い合わせ先
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