困りごとは一人で抱え込まない
就労移行支援事業部 利用者ブログ

困りごとは一人で抱え込まない

株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィス 利用者のツーブロックです。

 

以前、こちら天王寺オフィスにて、大学掲示用のポスターを作成しました。

日常の困りごとを、学生に相談してもらいやすくするためです。

今現在、スタッフの方がうかがった所で掲示されているかと思います。

 

 

↑こちらが、私が作成したポスターです。

 

PowerPointで作ったシンプルなものですが、以下のようなことを考えながら作成しました。

 

・学校の勉強はできるのに集団生活が全然できない、得手不得手の差が激しい、挙動不審なため日常や就活で損をしている学生は、どこにでも多くいそうだ。

 

・「ずれ」を「ずれ」だと認めることで、少しでも生きやすくなるかもしれない。

(それが早ければ早い方が良い)

 

・「すべき思考」を無視できるマイペースな人でも、社会に出て組織によっては社会不適合者のレッテルを貼られるおそれがある。

「気付く」機会がないまま過ぎると、活躍できる環境が限られてくるかもしれない…。

 

私自身がかなり生きにくい若者だったので、「当事者意識」をもって、わかりやすい文言を使ってまとめた次第です。

 

■俺みたいになるな!

昔話になりますが、私は相当な変わり者で、年齢と共に改善できていったものの、大学生になってもまだまだ生きにくい面がありました。

 

例えば私が大学2回生の頃、知らない電話番号から私の携帯電話に電話がかかってきたことがあり、よりによって電波が届きにくい状態でした。

3、4回、電話を取っては切れ、取っては切れを繰り返した状況があり、それを悪戯電話だと私が勘違いし、電話口の相手に残酷な言葉を選んで罵りました。

その後、それが「バイトのシフトを代わってほしい」というバイト仲間からの電話だとわかり、青ざめたことがあります。

 

「もし悪戯だったら番号非通知で電話するだろう」と、大笑いされただけで済みましたが、相手からは相当ヤバい奴だと思われたと思います。

 

その他、私は20歳過ぎにもなって、怒るべきではないポイントで怒ることがよくありましたが、当時、正直かつ的確なことを言ってくれた友人からは、「感情にムラがあり、人の話を聞かない」「何を考えているかわからない」と指摘されたことがあります。

 

このような過激な反応を、ほんの5~6年前まで繰り返してきたため、私は多くの人を遠ざけてきたと思います。

 

ただ、元から私は自制心や意志力が強いのが取り柄なので、自分をコントロールしたうえで故意に激しい気性を取り出せるのですが、なぜ攻撃的だったり不可解だったりする行動に出たがるのか、説明できないことがよくありました。

 

反面、落ち着いて穏やかに振る舞うこともできます。

 

私は「認知の歪み(外部リンク)」的な要素が激しいのを自覚しており、そこから来る生きにくさでかなり苦労してきましたが、現在はほぼ表面化を防げていると思います。

(特性上? 未だに直っていない歪みは、心の中に押し隠して凌いでいます)

 

ちなみに私は精神薬を服用したことや通院の習慣もなく(心療内科に少し行ったことがある程度です)、経験による失敗、独学、精神力をもって改善を繰り返し、現在に至ります。

 

相手のことを考えることで自分も生きやすくなる実感を重ね続けたことが、段々と改善につながっていったと考えています。

 

そして、天王寺オフィスでの思考のコントロールの訓練もまた、その一助になったと感じます。

 

さて、最近の学生は、多くの支援を受けられます。

私のように一人で長年かけて苦労することは、遠回りになるし精神力が強い方以外は病気になる恐れがあるので、私が行ってきた「気長に、ぶつかるたび学ぶ」ようなマネはあまりお勧めできません。

 

また前回の記事のように『しくじり先生』みたいな話になりますが、今、生きにくくて困っている学生の方々は、若いうちから自分の欠点を認め、困りごとを自分で抱え込まないことをお勧めしたいです。

 

お問い合わせはこちらから ☞株式会社ジーエル

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