必見!!暗黙のルールに立ち向かう方法
就労移行支援事業部 スタッフブログ

必見!!暗黙のルールに立ち向かう方法

皆さん、こんにちは。

株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 天王寺オフィス スタッフの上です。

前回、前々回とADHD症状を中心に話をしていましたが、実際のところはASDの方が大人になってから発見されることが多いのではないか?と私は考えています。

ADHDは小さいころから落ち着きが無かったり、不用意な怪我が多かったり、忘れ物が多かったりと目立つ特徴があるので、実はASDの方が大人になってから困難になる事が多いのではないでしょうか?

勉強が出来て、先生に言われたことを忠実に守り、授業中は静かに座っている。これは優等生です。しかし、社会では対人関係、特にコミュニケーション能力が重視される。ADHDの方は社交性が高いことが多く、うまくいけば「エネルギーに満ち溢れている人」と認識されることがあるでしょう。

会社では本当に様々な人が働いていて、出身地、国籍、年齢等、学校とは桁違いで様々な違いがあります。この様々な”違い”がASDの方を困らせてしまうと私は考えます。しかもその違いの中には「暗黙のルール」という非常にASD方が苦手とするものがあります。今回はその「暗黙のルール」についてお話を進めていきま

なぜ、苦手なんだ「暗黙のルール」

そもそもルールとはいったい何なんでしょうか?

「規則」「規制」「しきたり」「慣例」と辞書には載っています。ASDの方は”ルール“自体はとても得意です。決まったもの、ルーティンは特に強さを発揮する方たちです。

ただ、「暗黙のルール」になると途端に弱くなってしまう事があると思います。

その理由の一つに「学習性無力感」があると思います。

その事についてはhttps://gl-osaka.com/就労移行支援事業部%e3%80%80スタッフブログ/blog-566/

今まで明記されていないルール(暗黙のルール)に対して守れなかったときに「普通はわかるでしょ」「当たり前」と根拠や理由も説明なしに怒られた経験がそのような事を生んでいると思います。

もしかすると海外ではうまくいくかも?

日本には文化で「言わない」というものがあります。よく耳にするのが「京都ではお茶漬けを出されたら帰ってほしい意思表示」という風習の様な物があります。直接「言わず」帰ってほしい事を伝えています。これは知識がないと難しいですが、日常生活の中では「いいよ」という便利な言葉があります。英語では単純に「Yes」で意味は一つしかありません。

しかし日本語の「いいよ」にはよくない時もあります。複数の意味を持つ同じ音の言葉に惑わされることが多いものASDの特徴です。

そのため、海外勤務や長期留学の経験のあるASDの方はよく「向こう(海外)ではこんな風に人間関係で悩むことはなかった」と話す事がありました。

その他にも移民の文化が根付いている国であればさらにASD、ADHD共に受け入れられやすいのではないでしょうか?

それぞれの「違い」に対して幼少期から慣れ浸しんでいるので「違い」に対しておおらかなのではないかと考えられます。

しかしこの言葉だけの部分を切り取って海外に行こう!!なんて無理ですよね?

もう負けない!暗黙のルール

これまで暗黙のルールに関して色々考えてきましたが、実際にどう工夫して立ち向かっていけばいいのかを書いていこうと思います。

  • 毎日一言日記をつけて、考察する。
  • 意図、理由を聞いて納得する説明を受ける。
  • 信頼できる人に話をして、納得のいく説明してもらう。

この3点が良いと思います。

毎日日記をつける事で日々の生活がパターン化され暗黙のルールも日記上で暗黙ではなく明記されていくものに変わっていく事でしょう。

2点目3点目については一緒なのですが、納得すれば暗黙ではなくなりますよね?

2つに分けたのは、ASDの方は同じ説明でも自分が信頼している人からされる方が言葉が入りやすいという特徴があります。

そのため2つに分けて明記しました。

今回は尋ね方については一切書きませんでしたが、次回は「尋ね方」について記入していきたいと思います。ASDの方は急に話す事が苦手という方も多いので、

 

発達障害の方たちが活躍できる世の中を作りたい。

https://gl-osaka.com/

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