本当の「自立」とは!
就労移行支援事業部 スタッフブログ

本当の「自立」とは!

こんにちは!
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィス スタッフの塚本です!

 


早速本題に入りたいと思います!

 

「自立」についてのイメージ

 

皆さんは自立という言葉にどのようなイメージを持っていますでしょうか?

 

 

天王寺オフィスでも利用者の方々に
「自立」についてのイメージを聞いてみたところ、

 

自分で生計を立てて生活をすること
自分で考えて行動すること
自分一人で物事を成し遂げること

 

などが挙がりました。

 

 

私自身「自立」について上記のようなイメージを持っていたのですが、
ある方の話を機に「自立」についての考え方が変わり、
それが人生の転機にもなりました。

今日はその話をさせていただこうと思います。

 

 

 

自立が出来ていない自分

 

私は大学時代一人暮らしをしていました。

 

実家から通えない距離でもなかったため、親には反対されましたが、
一人暮らしへの憧れや環境を少し変えたいとの想いから

 

「家賃も生活費も自分のアルバイトで賄うから一人暮らしをする」

 

と親の反対を押し切り一人暮らしを始め、
毎日大学の授業とアルバイトに明け暮れていました。

 

今思えば実家から通えば良かったーと思います (笑)

 

 


そんな大学生活を送っていた私ですが、
大学3・4回生になると教育実習や、教育免許取得のための特別講義等で、
アルバイトにもなかなか入ることができなくなりました。

 

そのため、夜勤等のアルバイトを始めましたが、
そうすると次は大学の授業が疎かになり、
学業とアルバイトの両立が段々と難しくなりつつありました。

 

 


そんな中、ついに光熱費も払えなくなり電気とガスが止まってしまったのです!

 

大学の授業は友達のノートを見せてもらい、お風呂は友達の家で入らせてもらう。
このような生活が数ヶ月続きました。

 

 

親にも少しお金を振り込んでもらい、なんとか家賃は払う事ができていましたが、
20歳も超えたのに自分は何をしているのだろうと虚無感に襲われました。


自分一人で生計も立てられない、
学業も疎かになっている、
結局親にも頼ってしまっている自分・・・

 

 

何一つ自立できていない。自分に嫌気がさしました。

 

 

 

 

本当の自立とは

 

そんなある日のこと。
大学の教授が「自立」についてこのような話をしていました。

 

 


『「自立」とは本当に助けてほしい時に、

 
  見返りを求めずに、助けてくれる人がいるかどうかです。 

 

私も仕事でしんどい時がたくさんあります。 


ただ
帰った時にそんな話も黙って聞いてくれる妻がいます。
心を癒やしてくれる娘がいます。
笑いに変えてくれる友人がいます。
相談に乗ってくれる上司がいます。

 

人は一人で生きていく事は難しいです。
自分一人で全ての役割を全うする事は難しいです。
必ず限界が来ます。

 

 

なので
困った時に助けてくれる人がいること
これが本当の「自立」と言えるのではないでしょうか?

 

皆さんもそんな人間関係を構築できる様に、
周りの人たちへの日々の感謝の気持ちを忘れないようにして下さい 』

 

 


といったものでした。

 

 


私はこの話を聞き、心が楽になりました。

 

電気やガスが止まった時お風呂を貸してくれる友人
アルバイトで授業に出られない時にノートを見せてくれる後輩
教育実習で長期的な休みが必要になった時に、
バイトに代わりに入ってくれる先輩
などなど

 

 

 

自分のイメージしていた「自立」は出来ていませんでしたが、
困った時に助けてくれる人たちが私の周りにはたくさんいました。

 

 

この話を聞いた後、自分も少しは「自立」出来ているのかな?
と思うことができ心が軽くなりました。

 

 

 


皆さんも私と同じように、一人で生きていく事だけが
自立だと考えている方いませんか?


もちろん一人で生きていく力も「自立」だと思いますが、
このように困った時に助けてもらえる人間関係を構築する事も「自立」だと思います。

 

 

一人で生きていくことが出来なくて当たり前。
そう思うことが出来れば少し気持ちが楽になりませんか?

良かったら一度考えてみて下さい~

 

 

 


仕事でも大切!

 

私自身社会人になってから一層この「自立」の大切さを身に染みて感じております。

 

新入社員の内は、自分一人で出来ることは限られています。

正直分からないことだらけです笑

 


もちろん社会人として、

「自分で考えて、行動する!」

この姿勢は大切だと思いますが
自分一人ではどうしようもない事も時にはあります。

 

 

なので
「困った時に助けてくれる人間関係を築いておくこと」は大切だと思います。

 

 


ではどうすればそのような人間関係を築けるのか?

 

これは就労移行支援事業部の訓練でも行っています!

 

例えば相手に嫌な印象を与えずうまく自己主張をする
「アサーティブコミュニケーション」

 

皆さんは上司の方から
「どう頑張っても期日までに間に合わない業務」を依頼された時、
どうしますでしょうか?

 

そのまま自己主張をせずに、
「はい、分かりました」
と引き受けてしまうと会社にも上司にも迷惑がかかってしまいますよね・・・

 

かといって「無理です」だけ言うと相手に悪い印象を与えてしまいます (笑)

 

 

なのでこのような状況の場合に、相手を尊重しつつ
自分の意見をうまく主張する
アサーティブコミュニケーションが必要になるわけです!

 

 

 

『現在、~と~の業務に取り掛かっており、期限が本日中になります。


 大変申し訳ありませんが本日中にその業務を完成させる事は難しいです。


 明日の12:00まで期限を延長していただけば、引き受ける事ができるのですが
 どうでしょうか?ご迷惑をおかけします。』

 

だとどうでしょうか?
相手を尊重しつつ、うまく自分の主張をする事ができています。

 

 


このように就労移行支援事業部では
コミュニケーションを中心とした訓練を
実際にスタッフを上司と見立てて、練習しています。

 

これらの訓練の1番の目的は「人間関係を良好に築く」ことです。


やはり、人間関係を良好に築くためには、
コミュニケーション能力が大切になってきます!

 

 


他にも実際に働き出してから必要になってくる事柄を中心とした訓練を
たくさん行っています!
より詳しくは就労移行支援事業部の訓練にてお伝えさせて下さい!

 

 


このブログ記事を読んで少しでも興味を持って頂けた方々は
まずは、見学から!体験から!でも構いませんので、
是非是非一度事業所の様子を見に来て下さい。

スタッフ一同お待ちしております!

 

 

お問い合わせ先

 株式会社ジーエル 就労移行支援事業部

 TEL:06-6634-2528

 または株式会社ジーエル ホームページ お問い合わせ画面から

 

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