こんにちは。
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 三宮オフィス スタッフの竹下です。
心で受け取る
みなさん「傾聴」という言葉をご存じですか?
「傾聴」とは、相手の話に耳と心を傾け、話の内容だけではなく、
相手が伝えようとしている「メッセージ」や、
言葉の裏にある「気持ち」にも関心を向けて「聴く」ことをいいます。
ちなみに「傾聴」という言葉は英語にはありません。
近いところでは「I'm all ears.」という言葉がありますが、
直訳ですと「私は全てが耳です」という意味で、
意訳ですと「あなたのいう事をちゃんと聞いています」という意味なので、
「傾聴」とは少しニュアンスは違いますね。
言葉を「きく」ことを表す漢字には「聞く」と「聴く」があります。
「聞く(Hear)」とは音を耳に感じ取る、
言い換えると「音波を感覚器官(耳)で受け取る」こと。
「聴く(Listen)」とは注意を向けて耳を傾ける、
言い換えると「相手の言葉を心で受け取る」こと。
「会話」とは「話し手」と「聴き手」で一緒に作って、一緒に盛り上げるものです。
「傾聴」とは「話し手」が一生懸命なら「聴き手」も一生懸命になろうという、
お互いを尊重した「心構え」の事と言えますね。
ペースを合わせる
傾聴の方法に「ペーシング/ミラーリング」というものがあります。
「一緒に飲み物を口にする」
「一緒に身を乗り出す」
「一緒に笑う、悲しむ、怒る」
「同じペースで呼吸する」
「同じ熱量でリアクションする」
「声のトーン(高さ)を合わせる」
「同じタイミングでタメ口になる」
など「目の前の相手のペースに合わせて動作する」、
または「相手の仕草や動作を真似る」ことで、相手との「共感率」を高める方法です。
もはや双子レベル
傾聴の会話としての「ペーシング/ミラーリング」以外にも、
様々なコミュニケーションの場面で使える「ペーシング/ミラーリング」もあります。
「相手と同じメニューを注文する」
「相手と同じキャラクターのグッズを使う」
「相手と似たようなファションにする」
「相手と似たような失敗をする」
決して無理にライフスタイルを変えるワケではなく、相手との「共通点」を見つけて、
それを包み隠さずに開示することで、相手との「共感率」は高まっていきます。
「同時にアイコンタクトする」
「同時にクシャミする」
このくらいの関係性になれば、もはや双子レベルですね(笑)。
さらに「相手にミラーリングしやすい状況を作ってあげる」という方法もあります。
「トイレに行きたいと言うことで、相手もトイレに行きやすくなる」
「お腹が減ったと言うことで、相手も食事がしやすくなる」
「先に冗談を言うことで、相手も冗談を言いやすくなる」
これらは上司や、相手をリードすべき人間がよく使います。
相手が自分に気を使って行動に移せない時に、
先に行動してあげるという「共感の心構え」です。
まとめ
いかがでしたか?
「傾聴」から「ペーシング/ミラーリング」まで、お話ししました。
「傾聴」の方法も「ペーシング/ミラーリング」以外にもいろいろありますし、
「コミュニケーション」の方法も「傾聴」以外にいろいろあります。
就労移行支援事業部では、
様々なコミュニケーションに関する訓練プログラムを行なっています。
ささいな興味からで構いません。是非一度見学に来てみて下さい!
就労移行支援事業部では随時見学、体験を受け付けています。
少しお話を聞いてみたい…などでも構いません。
気軽にご連絡いただけたらと思います。
スタッフ一同お待ちしております!
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