皆様こんにちは。どーも。
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部 天王寺オフィス 利用者の中道です。
最近、物忘れがひどいです。
メモの内容が分からなくなる時があるので、俳句のようにリズムを付けて覚えています。
『スタッフ紹介シリーズ』を終えて、『天王寺オフィスに来た理由』で
お話した内容に戻りたいと思います。
たしか、施設の備品をつくったので皆様に紹介するとお伝えしていましたね。
さっそくですが、つくったものをお見せいたします。
デーン
これ何?って思いませんか。
実はこれ組み立てることで、あるものができます。
何故このようなものをつくったのか、順を追って紹介していきたいと思います。
何故つくったのか
制作の理由は3点あります。
①使いづらい袋
天王寺オフィスではPCを使う訓練でUSBを使用します。
以前はUSBをかわいいイチゴ柄の袋にゴソッといれていました。
しかし、袋からUSBを取り出しづらいのに加え、割り当てられている番号が見づらいので、必要なものを探すのに時間がかかる。
グチャー
『問題点に気が付いた』これがきっかけです。
②より良い施設にしたい
私は製造業に就いていました。
自分の持っている知識と設備を活かすことで、今よりもっと良い施設できるはず、と感じました。
作るのであれば自信を持って名前を出せるような物を。
そのような考えで制作を行いました。
③ものをつくる楽しさを共有したい
つくる作業の楽しさを皆で共有できるようにしました。
自分たちで使うものを自分たちでつくる。
そのような経験が皆様の自信につながると考えました。
つくられた環境
工作機械の貸し出しを行っている施設があり、そのような施設を活用して制作しました。
使用機械は3Dプリンターとレーザーカッターです。
この2つの機械の強みは、試作を素早く行えるといった点と、データを共有することにより、世界中で同じものを簡単につくれる点にあります。
完成形とその実力
気になる組立後の姿がこちらです。
ドン
名付けて『ピョるだー』
この『ピョるだー』の魅力を3点お伝えします。
①サッと取れる。その快感
どこに何が入っているかを一目で分かる配置。傾きがあるので取り出しやすい形に仕上がっています。
USBが1秒以下で取り出せるようになったので、その分課題に時間が使えます。ヤッター。
②スイートな見た目
棚に置いて違和感がないように仕上げました。
取り出し口は雛鳥が口を開けて待っている姿を意識。
課題を終えた後、その日の餌を与えるかのようにUSBを戻す。
明日も頑張ろうという気持ちになってきませんか。
これが『ピョるだー』の由来です。
③ガチャガチャしよう。皆で
組み立て作業をスタッフの方も含め、皆で行いました。
組み立てに工具が必要なくパズルを組み立てる要領で誰でもつくることが可能です。
バラバラのパーツが組み合わさってひとつになる感覚。
ヤミツキになりますね。
最後に
当初の目的であった使いづらさの改善を行う事が出来ました。
私は、ものをつくる過程、使う場面のそれぞれ過程で生活(あるいは思考)を変容させること、それがものの持つ力だと信じています。
今回の制作を通して、微力ながらそのような仕事が実現できたのではないかと思います。
制作の機会を設けて頂いたスタッフの方々と、一緒につくって頂いた利用者の皆様にこの場をお借りして感謝致します。
実物を見てみたい、ブログに載せていない裏話を知りたいなど、興味がある方は遠慮なくご連絡下さい。
あべのベルタ、エレベータで6Fに降りていただいて、左に曲がって直進、看板の前のドアが入口です。
迷った場合はこちらか06-6634-2526までお電話ください。
それではまた次回。