こんにちは。
株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィス スタッフの加納です。
今日は、私が最近初めて知った
“ASDフレンドリーデザイン”についてご紹介しようと思います。
というのも、私はデザインの専門学校に通っていたことがあり、
昨年までは他の福祉施設でデザイナーとして働いていました。
そのため、“デザイン”と名が付くものには何でも興味を持ちます。
今回ご紹介するASDフレンドリーデザインについても、
研修でそのワードを初めて聞いて、すぐにインターネットで調べました。
ASDフレンドリーデザイン
さて、本題のASDフレンドリーデザインですが。
この言葉、皆さんは聞いたことあるでしょうか??
名前から何となく想像がつくかもしれませんが、
これはASDの方に配慮した環境設定や素材のデザインのことです。
例えば、職場の環境だと
レイアウト:各活動とそれぞれのエリアを分ける
音響:音が反響しない静かな環境
照明:強すぎたりチカチカする蛍光灯は避ける
といった項目ごとの配慮事項があり、デザインする上でそれらを考慮して行うと、
ASDの方の不要な混乱を予防することができるといったものです。
ASDの方に配慮したウェブデザイン
また、ASDの方に配慮したウェブデザインを分かりやすくまとめた
ポスターもあります。
例えば、そのポスターには
左の単純な色を使ったデザインと、右の鮮やかな対比色。
この場合は、左の単純な色を使ったデザインの方が理解しやすい。
左の説明的なボタンと、右の曖昧で予測不能なボタン。
この場合は、左の説明的なボタンの方が理解しやすい。
このように、ASDの方に配慮したデザインと、
そうでないデザインがまとめられています。
こちらは、もともと英国政府が作成したものなのですが、
今は日本語訳されたものも公開されています。
気になる方はぜひ調べてみて下さい。
(ちなみに、ASDの方以外にも、ディスレクシアや
身体障害・運動障害の方に配慮したウェブデザインをまとめたもの等、
計7種類あります。)
ディーキャリア天王寺オフィスでは
実際に天王寺オフィスでは、
ASDフレンドリーデザインを考慮し
気が散ることなく作業に集中できるように、
床にカーペットを引く(足音がしない)、壁・机・椅子を白と黒で統一する(単純な色)
等の工夫を凝らしています。
デザインという少しの配慮で、誰もが負担なく過ごすことができるのであれば
やらない手は無いと、私は思います。
環境のデザインというと少し大がかりなイメージかもしれませんが、
身の回りの物のデザインを少し変えるだけでも、問題が解決できる可能性があります。
天王寺オフィスの利用者さんの声を聞くと、
「すぐに物を無くしてしまうから、買う時には
目立つ色の物を選ぶようにしています」
「スケジュール表が白黒だと頭に入らないから、
項目ごとにカラーを決めて塗るようにしています」
など、それぞれが自分に合うようなデザイン(工夫の仕方)を考えながら、
障害と向き合っています。
抱える問題は人それぞれ違いますが、
もしかするとその問題はデザインで解決ができるかもしれません。
解決方法を、株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィスで
一緒に探してみませんか??
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