物事の良い所を見つける
就労移行支援事業部 利用者ブログ

物事の良い所を見つける

株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィス 利用者のツーブロックです。

 

こちら就労移行支援事業部天王寺オフィスでは利用者が持ち回りで毎朝、「3分間スピーチ」を行っています。

伝える力の向上や人前で話すことに慣れることが目的で、毎回、質疑応答やフィードバックがなされます。

話す内容は各人によって様々ですが、自己満足にならない、有用な話題をするのが前提条件です。

 

今回のブログの記事では、私が先日「3分間スピーチ」で話した内容を掘り下げて書きたく思います。

■一理ある? 若者がとっつきにくそうな言葉

私は前々職では、ゆるゆるな職場かつ同年代が多い部署で楽しく仕事をしていました。

学生の延長のような雰囲気で皆一緒に歳をとるような感じがあり、実際10年近く長続きしました。

 

が、その後に入った直近の会社は精神論を重視する職場で、カルチャーショックを受けました。

「画一的な決めつけ、押しつけ」の横行を感じた次第です。

 

実際、学校と違って多くの職場では様々な年代の方が一か所におられると思います。

仮に、世代の違う方がセンスの古いことを宣っていると感じても、まず呑み込んで自分なりに噛み砕き、視点を変えれば良い所が見つかるかもしれません。

 

さて、前職で精神論のように多くの若者がとっつきにくそうなワードをよく耳にするようになったわけですが、「時代錯誤っぽいけど一理あるな」と感じたワードがいくらかありました。

 

それらのワードは以下のとおりです。

 

・5分前行動!

・飲みニケーション!

・若い頃の苦労は買ってでもしろ!

 

これらを一つ一つ評価していきたいと思います。

 

5分前行動!…

戦時中の「5分前精神」は、現在も活きています。

むしろ5分では足りない状況もあるかもしれませんが、これは良い目安だと思います。

少し余裕を持って行動することで、5分トクした気分になると思います。

 

身近な例として、乗りたい電車が来る5分前に駅に着きます。

すると、1本前の電車が少し遅延があった場合、1本早い電車に乗れて、電車の時刻が乱れていても慌てずに済んだ経験があります。

 

飲みにケーション!…

飲み会でのコミュニケーションです。

私は長時間労働かつ皆が一斉に退勤しにくい職場経験が長く、飲み会の機会が非常に少なかったため、飲み会を楽しみにしていました。

 

飲み会への参加が面倒だと思う人もいるかもしれません。

飲み会といっても、お酒を飲める必要はなく、楽しめれば良いかと思います。

やわらかい話ができたり、効果として、後日の仕事へのモチベーションアップやコミュニケーションの円滑化につながると私は考えます。

しかし、仕事と仕事外の区別がつかず、仕事の話ばかりする人もいるかもしれません。

前職で、会社をホームにしている上司がそうでした。

その上司にマンツーマンで飲みに連れて行ってもらった際、私が「一緒に飲みに行く分の時給くれよ」と感じた経験から、「飲みにケーション」は仕事の話をしないほうが、仕事上のコミュニケーションを円滑化しやすくなるかもしれないと思いました。

 

若い頃の苦労はでも買ってでもしろ!…

これについては、一理あるどころか痛感することがよくあります。

そのため、このワードに対する思いで締めくくりたいと思います。

 

「苦労」に飛び込んでみることで、困ったときの対処がしやすくなったり、ストレス耐性が向上したりすると私は考えます。

私は苦労を美徳だと思っていませんが、苦労 = 経験値だと感じることがよくあります。

例えば長時間労働を長年経験すると、それ以下の労働時間を短く思えます(忙しい時期は仕方ないとして、あまりやりたくありませんが…)。

遠方への通勤を長年経験すると、就職面接で通勤時間の長さについて大丈夫か尋ねられても、「○年間、1時間半かけてここからここまで通勤していたので大丈夫です」という実例を出せたこともあります。

 

また、若い頃の失敗というのは、許容されやすいです。

 

「失敗を恐れず挑戦し、失敗を修正できる人」を企業が求めている話を、就労移行支援事業部での訓練の一環で見学に出向いた企業で聞いたのですが、それに通じる話でもあると思います。

 

それはそうと私は20代半ば頃、かなり不出来でした。

人に書類を渡すときに両腕を交差して渡す、「今言うぞ、言うぞ」という謎の強迫観念に駆られて、変なタイミングで不用意な発言をして恥をかく、人の話を遮る等、悪癖がなかなか直りませんでした(今でもたまに、そういう片鱗が出ることがあります)。

 

特性的なものもあるかと思いますが、ぶつかって、苦労して、改善を繰り返して現在に至ります。

 

ゲーム的な表現になりますが、私はこれを「死に覚え」と呼んでいます。

ただし多くの人物に出会ってきた経験上、「死に覚え」ができる人、しないほうが良い人、できない人など千差万別であることを理解しているつもりです。

つまり、前職で横行していた「画一的な決めつけ、押しつけ」を自分は他人にしない、そのかわり上記に挙げたような若者がとっつきにくそうなワードの良い所は人に伝えたい、という思いです。

 

改善行動のために私は今まで多くの人に迷惑をかけた自覚がありますが、反省しつつ進んで進んで進み続ける思いをもって、今後も邁進していく所存です。

 

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