部下とのコミュニケーション~ほうれんそうの「おひたし」
就労移行支援事業部 スタッフブログ

部下とのコミュニケーション~ほうれんそうの「おひたし」

こんにちは。か部式会社ジーエル 就労移行支援事業部

天王寺オフィス スタッフの松田です。

 

皆様はビジネスの研修などで

「ほうれんそうのおひたし」という表現を耳にした事はありますか?

最近、研修であるお話を聞いたのでご紹介したいと思います。


ビジネスの基本「ホウ・レン・ソウ」

ホウ・レン・ソウとは、ビジネスに欠かせない

報告・連絡・相談のはじめの二文字をとったものです。

社会人になったら誰もが耳にする言葉ですね。

 

・ホウ「報告」……上司等の指示に対して、部下が経過や結果を知らせること
・レン「連絡」……自分の意見や憶測を含めない関係者への状況報告
・ソウ「相談」……自分だけで業務上の判断が困難なとき、上司に意見をきくこと

 

この表現、もともとは誰もが気軽に「報告・連絡・相談」が行える

風通しのよい会社をつくるためにできたそうです。

それが全国的に広がっていった結果、

現在では本来の目的ではなく「新人の心構え」として使われています。

 

本来と違う目的とはいえ、この「ホウ・レン・ソウ」がきちんとできないと、

問題がその人だけでなく会社全体の問題となってしまうこともあります。

報告・相談がうまくいかないのは新人のせい?

最近、管理職の方が

「新しく入ってくる人はホウ・レン・ソウが出来ない」

「新人のコミュニケーション能力が低い」と言っているのをよく聞きます。

 

しかし、本当に部下だけが問題かと言うとそうとも限らず、

部下の立場からは
「何を報告したらよいかわからない」
「報告・連絡してくれと言われていないのでしていない」
「上司があきらかに嫌そうな返事をするので報告や相談ができない」
など、いろいろな理由から「ホウ・レン・ソウ」ができていないことがわかります。


「ほうれんそうのおひたし」

研修で耳にしたのは、このホウ・レン・ソウをしやすくする上司の心構えでした。

部下の報告・連絡・相談に対し、

上司や先輩は「おひたし」の四か条を守ることで、

部下がコミュニケーションをとりやすくなるというのです。

 

おひたしとは、次の四つの頭文字をとった言葉です。

 
・お「怒らない」
・ひ「否定しない」
・た「助ける(困った時は)」
・し「指示する」

 

報告や相談がない部下、つまりすべき場面がわからない部下に、
最初のうちは「いつまでに経過報告してね」

「結果が分かったら報告してください」
「少しでも疑問に思ったら聞いてよ」など、
おひたしの「し:指示」をこまめに伝えることが必要です。

わかりやすく指示を出すうち、
部下もどんな場面で報告や相談が必要かわかってくれるでしょう。

 

また「お:怒らない」や「ひ:否定しない」についても、
こういう風に思ってくれている上司ならば、何でも相談しやすいですよね。

 
相談したのに頭ごなしに怒られたら心が折れてしまう人もいますし、
場合によってはそのまま会社に来なくなってしまうこともあり得ます。

会社には来ても、
「こんなに怒られるんだったらこれから相談するのを止めよう」
と思うかもしれません。

 

「ホウ・レン・ソウ」も「おひたし」も
部下の育成や風通しのよい職場づくりには欠かせないものです。

部下だけに「ホウ・レン・ソウ」を求めず、
上司も「おひたし」を実践してお互いに成長すれば、
誰もが働きやすい職場になるのではないでしょうか。

 
天王寺オフィスでは、様々な訓練を通じて皆様のサポートをします。

興味を持っていただけた方や今の自分の考え方を変えたい方、

就職に向けて行動を起こしたい方は、

ぜひ一度事業所の見学にお越しください。

 

お問い合わせ先

 株式会社ジーエル 就労移行支援事業部

 TEL:06-6634-2528

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