「病的惰性」について
就労移行支援事業部 利用者ブログ

「病的惰性」について

株式会社ジーエル 就労移行支援事業部天王寺オフィス 利用者のツーブロックです。

 

人生の時間は有限なので、私は「メリハリ」という言葉が好きです。

今回は、発達障害者が陥りやすいらしい「病的惰性(衝動や活動性、集中力をコントロールしにくい)」の話になります。

 

■動き出しにくく、動き出すと止まらない人

「夜にTVで掃除や整理整頓の特集をしている」→ 「やらなければならない!」

 

このような強迫観念に駆られて、行動し始めたら止められず、惰性で動き続けてしまって就寝時間が遅くなった、という経験の方が、発達障害かそうでないかにかかわらず、おられるかもしれません。

 

私も、「急用ではないのに、夜になってから掃除機をかける」、「旅行に行く日が近づいてきたら、思いつきで夜中に荷造りを始める」ようなことが過去にありました。

それはそのとき、何故か「どうしても気になった」ためだと思います。

思いつきで行動してしまっては計画性もなく能率が下がり、更には前述したとおり寝起きにも影響します。

 

私の場合は、過去に読んだ、整理整頓の本に上記のような事例が書いてあったおかげで改善のヒントを見つけたのですが、夜に掃除や整理整頓をしたくなっても、日を改めて休日の午前中に回すことをその本では推奨しており、私も実践するようになりました。

 

謎の行動力が発生しかけても、とにかく踏みとどまるためにはまず一拍おいて、

「今どうしても必要だろうか?」

「別の日に回せないだろうか?」

「寝起きに差し支えるのではないか?」

と考え直して、最初からやらない方向に動くのが良いと思います。

夜に時間がかかりそうな作業をするのは避けるためにも、現在の私は、「明日のことを想像する」ことをよく考えています。

 

「今から何か始めると長時間続けてしまう」→ 「特に、寝る前に始めると明日に差し支えるのでは?」→ 「始めることをやらない!」

 

を様々な行動に応用することで、いつの間にか私は「メリハリ」が好きな言葉になっていきました。

 

この時間は何をするために割く、何に注力する、余った時間は何をする、等のタイムスケジュールの改善も、天王寺オフィスの「ワークスキルコース」の訓練で見直すことができます。

 

「ワークスキルコース」ではPCを使用した作業で期限が決まったものが同時並行で発生することもあり、離職中であっても進捗の報告・連絡・相談や時間配分の検討などをリハビリできると実感しています。

 

訓練を通して何を見るか、日常生活のコツと仕事のコツは通じるものがあり、何かコツを見つければ相乗効果で日常生活も仕事も改善に向かうと、私は考えます。

 

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